2015年12月04日

日本は現代の“錬金術”「元素転換」「常温核融合」の先進国





日本は現代の“錬金術”「元素転換」「常温核融合」の先進国

本書には驚くべき情報が幾つか載っていますが、その一つは錬金術の話です。錬金術は、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのことで、中世ヨーロッパで盛んだったことはよく知られています。

  科学的にはこんなことは不可能とされているので、前近代の幼稚な試みとされ、オカルティストも錬金術の真意は「精神を変容させることにある」と逃げを打っています。古の錬金術師を師と仰ぐ魔術師たちも、物質的に金を産み出すことに否定的ですが、驚いたことに本当はできるようです。

 1924年3月、東京帝国大学教授・長岡半太郎率いるチームが、水銀から金を創り出す可能性を見いだすことに「成功」したと発表しました。そして同年5月、そのための技術的な詳細が明らかにされたことで学界は騒然となりました。

  それはそうでしょう。長岡半太郎は、日本を代表する物理学者の1人で、土星型原子モデル提唱などの学問的業績を残しており、多くの弟子を指導しました。初代大阪帝国大学総長や帝国学士院院長などの要職も歴任し、1937年には初代の文化勲章を受章しています。このような物理学界の重鎮が錬金術紛いのことを言い出し、技術的な詳細を示したのですから、騒ぎになって当然です。

 こうした発明・発見は、シンクロニシティで他の場所でも同時になされることがよくありますが、同じ年の7月に、ドイツ・ベルリン工科大学教授のアドルフ・ミーテ率いるチームが、同じく水銀から金を創り出すことに成功したと発表しました。果たして、そんなことが可能なのでしょうか?

 当時、理化学研究所の所長であった大河内正敏は、長岡半太郎を擁護して次のように述べています。

  「…水銀を変じて金となす事その事が、長岡博士の目的の全部ではない、それは博士の理論のほんの一部分に過ぎないのであって、亜鉛を銅に、カドミュムを銀にという風に、一つの原子を他の原子にかえること、或は放射原子の壊散する速度を促進すること等にして特に原子核を打ち壊すことが博士の実験の一つの目的 であって…」

 理化学研究所でも、長岡博士の理論を認めていたのです。しかも、単なる錬金術ではなく、元素転換を目指していたことが判ります。もしこれが可能であれば、レアメタルなどの問題は解決することになります。

 現代物理化学は、「元素は元素であり続けること」を基本として構築されています。長岡半太郎やミーテの研究は、真っ向からこれを否定するものですが、これはその後どうなったのでしょうか?

  1989年3月23日、英サウサンプトン大学のマルティン・フライシュマン教授と米ユタ大学のスタンレー・ポンズ教授が共同で記者会見し、重水(重水素と 酸素で構成される水)をパラジウム電極により電気分解した際、異常な発熱現象が起きることを発表しました。これは、重水素が融合し、熱エネルギーが放出さ れる「核融合」の発生を示唆するものでした。つまり、「常温核融合」の可能性が示されたのです。

 その後、電気分解を施さなくても、水素 を吸蔵する合金に重水素又は水素を吸蔵させ、これに電圧・熱・機械的ストレスを与えることによって同じ現象が生じることが判りました。また重水でなくて も、水素と酸素からなる「軽水」でも同じ反応が見られることも明らかになっています。

 「常温核融合」と言えば、大阪大学名誉教授の荒田 吉明氏の研究が有名ですが、それによれば、特殊加工されたパラジウムの格子状超微細金属粒子内に、重水素ガスを取り込ませることで凝集し、これにレーザー を照射することで、通常の空気中の10万倍のヘリウムの発生を観測しました。と同時に、熱エネルギーも発生しています。

「能登谷玲子」による特許「常温核融合用電極並びにその核変換による放射性、非放射性元素及び貴金属の製造方法」

前回は現代の錬金術の話でしたが、実は我国は「元素転換」の先進国で、革新的な技術開発がなされ、特許を取得しているものもあります。その一つが、三菱 重工が進めている「Pd多層膜の重水素透過による元素転換」です。これについて、本書には次のように記されています。

… 常温・常圧、いってみれば「通常の環境」において重水素ガスを、元素を添加した(独自開発による)ナノ構造反応膜に流すだけで「元素転換」を可能にしたの が三菱重工である。…実際、実験においてはセシウム(Cs)がプラセオジム(Pr)へと「元素転換」し、原子番号が4、質量が8増加したことが確認できたという。
 また同社はこの「元素転換」実験の成功によって考えられる今後の影響として、@物性物理と核物理という異分野が融合したフロンティア領 域の創成、A日本で産出しない戦略的貴重元素の生成、さらには産業に不可欠だが輸入依存度の高い貴重元素(白金等)の創成、の主に二つを掲げている。

  これはまさに錬金術で、中世の幻の技術が現実化しつつあることが判ります。長岡半太郎が水銀を金に変える技術を発表してから既に80年以上経っていますか ら、当然と言えば当然で、むしろ遅すぎた感もあります。遅れたのは、石油メジャーにとって都合の悪い技術だからでしょう。

 そして驚くべきことに、我国では既に錬金術の特許が登録されています。特許名は「常温核融合用電極並びにその核変換による放射性、非放射性元素及び貴金属の製造方法」、特許公開日は「1997年7月31日」、公開番号は「特開平9-197077」、発明者は「能登谷玲子」となっているそうです。

  これによれば、「常温核融合用電極並びにその電極の核変換」により貴金属を製造することが可能で、実際にこの発明によって「197Auが生成された」と記されているとのことです。「197Au」は金のことですから、文字どおり錬金術の特許です。つまり、この技術を使えば金を創り出せるということです。

  大日本帝国は戦前、中国や東南アジアから接収・略奪した金などをフィリピンの山中に隠したと言われています。(この金塊は日中で管理しているというのが著 者が得た情報です) これが「黄金の百合」で、皇族が関わっているとされています。大日本帝国のオーナーは、名目上天皇でしたから、これはあり得る話です。本書には、この「日華の金塊」の関連で日銀幹部が動き始めているという情報も記されています。

 日銀の地下からは戦後、金塊など大量 の貴金属が発見され、米軍によって接収されていますから(この時摘発に当った組織が後の東京地検特捜部です)、「黄金の百合」が実際にあるなら、日銀も管 理に関わっているはずです。国民には思いもよらない展開が裏面で進行していることが判ります。

 日中は莫大な金を保有しているようですが、これに我国の錬金術の技術が付け加われば、金の希少価値は失われるのは時間の問題です。その時、高騰を続ける金の価格は暴落します。金の値上がりを見て買いに走る前に、一度考え直した方がよいでしょう。ロスチャイルドは5、6年前に金相場から撤退しましたが、何らかの情報を掴んでいることは間違いありません。

 最後に、ソ連共産党機関誌だった「プラウダ」に掲載された我国に関する不思議な記事を紹介します。これは、2005年9月30日付のものです。

 「日本は代替エネルギー開発では世界で最も先陣を切っている国の一つである。日本の科学者たちが石油を購入したり、それを使ったりすることから日本を解放することがあり得ないわけではない。軍隊についていうと、日本の国会議員たちは最新鋭の兵器を持った強力な軍隊へと自衛隊を転換することについて既に了承している。現段階で日本が世界最大の金準備を持っていると自慢出来ることは知るに値することである」

  この記事は、静かな反響を呼んだそうです。日本について過大評価している感じがしないではないですが、ロシアが裏の情報を掴んでいることが窺えます。現 在、原油の値段が上昇していますが、政府は手を打とうとしません。「元素転換」などによる代替エネルギーの導入が既に可能な段階にあるのかも知れません。 (こうした決定は、政権とは別のもっとハイレベルな会合でなされるのが普通です)
(2011年出版。元素転換はすでに完成された技術です。)


本書では意識して安全性の問題にはふれずに、日本が原子力発電を推進してきた理由、すなわちエネルギー安全保障、CO2の排出削減、経済的な発電コストの実現という三点が、もはや時代遅れになってしまったことを示し、その後で、新しいエネルギー変換技術である燃料電池と常温核融合、つまり水素エネルギー技術が原子力発電に代わるべく台頭してきていることを紹介する。
posted by らかん at 06:58| Comment(0) | テクノロジーと災害
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