2019年04月23日

自家製玉子焼きは江戸前寿司の基本です。

鋸南町の気温は15℃ 晴れ
※4月24日(水)午後4時まで店内貸し切りです。

自家製玉子焼き

近頃では、自家製の玉子焼きを握るすし店が少なくなってきました。すし店のオーナーとは別に雇われた職人がいるすし店では、職人が変わると、その都度、玉子焼きの味が変わるのは困るので、市販の玉子焼きに依存してしまうわけです。当店は、元々が日本料理店なので、だし巻き玉子は当たり前の仕事です。代々自家製のだし巻き玉子焼きの味が継承されています。

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昭和50年初版『すし技術教科書』より
今日、玉子焼きといえば、大半が、族に『河岸玉』とか『すし玉』などという、魚河岸や市場で売っている玉子焼きを使用している。玉子焼きは、光もの、煮ものとともに、昔は江戸前ずしの基本をなす仕事であり、どこの店でも欠かす事のできないものであった。

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味付けが複雑なうえに、焼き上げの技術も難しいところから、『玉子焼きを食べれば、その店のすしの良し悪しがわかる』と、よく言われたものである。それだけにどこの店でもそれぞれに工夫を凝らして、自家製の玉子焼きを作っていた。

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現在、すし店で使う玉子焼きを大別すれば、生身(魚のすり身)を入れる厚焼き玉子と薄焼き玉子、生身を入れぬだし巻き玉子と薄焼き玉子の4種類に分けられる。

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このうち、生身を入れぬ薄焼き玉子は、普通に切って握る以外に、柏玉子と言って、すし飯を柏もちのように包むやり方でも使われていた。今日では、ごくわずかのすし店に、その伝統が生きているだけであるが、この薄焼き玉子は、卵にみりん、砂糖、塩を加え、さらに醤油を2〜3滴加えるか、それにだし汁を少量加えて、厚さが3ミリから5ミリ程度に焼くものである。三本箸を使ってひっくり返して焼くのだが、薄くて崩れやすいので中々難しい仕事であったと伝わる(倉田華太郎氏談)。

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生身入りの玉子焼きの場合は、入れる魚の種類によってもう一つ味を左右するという問題も生じる。
厚焼き玉子は、現在市販されている厚焼き玉子に似たもので、昔のすし店で一般に焼かれていたのは、厚焼き玉子であった。その基本は、すり身が良く混ざり、玉子がもろもろにならぬように、炭火でふっくらと弾力豊かに焼き上げることにあった。

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これに対して、生身を入れぬだし巻き玉子は、元々は日本料理の仕事ゆえに、すし店ではほとんど使われなかったと言われる。

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しかし、近年は、すし店にぽつぽつと数を増してきて、自分の店で焼く玉子焼きは、昔とは逆にだし巻き玉子が主流になってきた。このような傾向は、市販品の厚焼き玉子の平均化された味を嫌い、その店独自の味を、だし巻きで工夫しているだけに、伝統の真の継承が伺える。

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本日入荷の寿司種です。(入荷が少ないものは、早めに無くなるものもございます)

カレイ、シマアジ、サヨリ、サワラ、アオヤギ、赤貝、サザエ、アワビ、ハマグリ、タチウオ、ヤガラ、クロムツ、アカムツ、甘鯛、真鯛、金目鯛、煮アナゴ、アジ、タコ、アオリイカ、シメサバ、カスゴ鯛、イワシ、コハダ、ウニ、自家製玉子焼き、他
(魚介は全て天然物です)、

皆様のご来店をお待ち申し上げます

※営業時間:午前11時〜午後8時30分(LO;7時30分)
※定業日:毎週木曜日
※休祝日・連休・お盆期間中はご予約の方を優先させていただきます。
※午後7時以降のご来店はご予約をお願いします。
らかん寿し松月HP
ご予約はこちらからお願します。
お急ぎの場合は、電話でご予約をお願いします。(メールでの返事は時間が掛かります。ご了承ください)
TEL:0470(55)1004
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2019年02月02日

玉子寿しとその歴史

鋸南町の気温は3℃ 晴れ

玉子の寿し

玉子の寿しの由来について、はっきりとした文献はありません。しかし関西の寺で出されていた精進料理の箱寿しに供されていた玉子焼きが最初と言われます。江戸後期、箱寿しから握り寿しが主流になり、刻んだ玉子が握りの玉子へと形が変わったという事でしょう。

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「すしは三都とも押鮓なりしが、江戸はいつごろよりか箱ずし廃し握りずしのみとなる。箱ずしの廃せしは五.六十年以来成り、箱ずしというは、方四寸ばかりの下図のごとき箱に飯を塩と監を合せ、まず半分入れ、しょうゆ煮の椎茸を細かに切りこれを入れ、また飯をのせ下図のように玉子焼き、タイの刺身、アワビの薄片をのせ、縦横十二に切る。横四つ縦三つ、おおよそ十二片とする。
中央の四隅は玉子で、黒きはしいたけ、白きはタイのさしみまたはアワビの片身である」
『守貞謾稿』(1853)より

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『守貞謾稿』鮓の図

握りずしの出現は、江戸後期の文政年間(1818−30)で、当時、忙しい商人が早く食事が出来るようにと早寿しが握りすしの主流になりました。

『守貞謾稿』には、握りずしの種類として、鶏卵焼・車海老・海老そぼろ・白魚・まぐろさしみ・こはだ・あなご甘煮が記載されています。また、「鯛・鮃(ひらめ)は肉白く、鮪の属は赤肉なり。この赤白二種を並べ盛るを作り合せといふ」とあります。

このように、見た目の色合いの美しさを演出したり(鮪の赤、白身の白、玉子の黄)、当時江戸でも流行りだったカステラ(16世紀の室町時代末期にポルトガルの宣教師によって平戸や長崎に伝えられたとされる)のようなデザートとしての役目もあったと思います。

当時は、肉は食用禁止だったが、二本足は許されていたので魚だけではなく、江戸の職人が工夫して焼いた玉子の寿し(魚をほぐして入れたり工夫があった)を作ったのでしょう。

※肉食禁止は、大乗仏教の影響がありました。大乗のいくつかの経典で肉食禁止が説かれますが、最も有名なのは大乗の『涅槃経』でこの経典は、一切衆生に仏性があると説き非常に影響力がありました。その中心的思想から肉食の全面禁止が打ち出されましたが、でも庶民は隠れて肉を食べていたようです。見つかると処罰は厳しかったようですが。

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握りのたまご寿しの形は、江戸時代、カステラは長崎で作られていましたが、やがて江戸でも作られるようになり江戸の住民に親しまれていました。幕府が京都の勅旨を接待する際には、カステラが出されていたとの記録が残っているようです。この影響で、箱寿司に使われていた刻んだ卵焼きを握りにする際のヒントになったと思われます。

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※カステラの製法は江戸時代の製菓書・料理書に数多掲載され、茶会でも多く用いられた。その一方で、カステラは鶏卵・小麦粉・砂糖といった栄養価の高い材料の使用から、江戸時代から戦前にかけて結核などの消耗性疾患に対する一種の栄養剤としても用いられていたこともある。

本日入荷の寿司種です。(入荷が少ないものは、早めに無くなるものもございます)

カンパチ、本ミル貝、ホウボウ、タチウオ、ヤガラ、クロムツ、シマアジ、甘鯛、真鯛、金目鯛、煮アナゴ、アワビ、サザエ、ハマグリ、アジ、タコ、シメサバ、イワシ、コハダ、アオリイカ、ウニ、自家製玉子焼き、他
(魚介は全て天然物です)

皆様のご来店をお待ち申し上げます

※営業時間:午前11時〜午後8時30分(LO;7時30分)
※定業日:毎週木曜日
※休祝日・連休・お盆期間中はご予約の方を優先させていただきます。
※午後7時以降のご来店はご予約をお願いします。
らかん寿し松月HP
ご予約はこちらからお願します。
お急ぎの場合は、電話でご予約をお願いします。(メールでの返事は時間が掛かります。ご了承ください)
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タグ:玉子寿し
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2018年09月28日

イワシに脂がのって最高に美味しい!

鋸南町の気温は19℃ 晴れ 
※9月29日(土)臨時休業致します。

イワシの寿し

年中漁獲されるイワシですが、20センチ以上の「大羽鰯(おおばいわし)」に脂がのって大変おいしいです。過去2008年には年間10万トンを切り、鮮魚として高級魚の仲間入りになったこともあり、好不漁の周期があるのもマイワシの特徴です。

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(イワシの寿し、軽く酢で〆てあります)

イワシは大変栄養価の優れた魚です。
血液をサラサラにし動脈硬化の予防、中性脂肪を下げる効果があるIPA(EPA)、DHAが豊富に含まれる。貧血を予防する鉄分、またカルシウムが多い。肌の健康を保つビタミンA,ビタミンB2、そのたビタミン類が豊富。貧血を予防する鉄分、骨粗鬆症を予防するカルシウムが豊富。健康の為に毎日でも食べて頂きたい魚です。

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イワシの馴れずし(すしの本、篠田統著より)

千葉県海上郡のイワシの馴れずしは、正岡子規の「仰臥漫録」に記録がある。いろいろ調べた末、長生郡の白子や山武郡の森でも、今でも作っているという。ユズの香りが心地よく、唐辛子がきいてなかなか乙な味だということだった。
去る43年秋、銚子からはじめて外房海岸を採訪してみた。そして少なくとも匝瑳、山武、長生郡へかけて九十九里沿いでは近年までイワシの馴れずしが作られていた(または、いる)こと、安房郡でも鴨川の奥の山の中の長狭町などにも川魚の馴れずしがあったことがわかった。夷隅郡でも大原の上流では作っているらしい。

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(イワシのマリネも大変おいしいです)

作り方は、東金高校家庭科の小飼教諭の話によると、次のとおりである。

●イワシの馴れずし
わたを取り、一日水につけて血出しの後、塩に漬ける。
飯を詰め、手振り程度に軽く酢をうち、ユズの葉、唐辛子などを敷き、魚と飯とを交互に詰め、小さな重石をする。15センチ位のイワシで、一ヶ月漬ける。魚と一緒に飯も食べる。正月用に作った。

漬け込む期間が、白子では5−6日。茂原では7-14日または2-3日となっています。日数は、酢の量によって違うのだと思います(私見)

なお、寿しの名称が、白子の「うをずし」は良いとして、茂原の「すしな」はいかにも古風だ。大原の奥でも「すしな」と言う所がある由。なは魚の古語で、すしなという言い方は室町時代によく使われていた。

匝瑳高校高橋教頭のお話では、国鉄総武線と九十九里浜との間には、氏神に熊野神社が多く、日常生活も関西的要素が多い。馴れずしもその一例だ。熊野の漁夫が殖民したからだろう。山手と浜側では、生活の差が大きく、山手では馴れずしを知らない人が普通だが、浜側では「作る」「作っていた」と答える人が多かった。

また、文献を見ても江戸の初期に熊野漁師が多く土佐(の宇佐港を中心)に出かけてカツオの漁業に従事していたのが、山内氏が土佐モンロー主義を敷くに及んでその地を締め出され、関東に転進し、おもに九十九里浜のイワシの曳網に従事していた、とある。
興味のある方は、是非馴れずしを作ってみていただきたい。

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(画像はここから)

本日入荷の寿司種です。(入荷が少ないものは、早めに無くなるものもございます)

カワハギ、煮ハマグリ、カツオ(戻り)、ヒラメ、シマアジ、サワラ、キス、トコブシ、アマダイ、花鯛、真鯛、金目鯛、煮アナゴ、アワビ、サザエ、アジ、生サバ、シメサバ、イワシ、コハダ、地たこ、ダルマイカ、ウニ、自家製玉子焼き、他
(魚介は全て天然物です)

皆様のご来店をお待ち申し上げます

※営業時間:午前11時〜午後8時00分(LO;7時30分)
※定業日:毎週木曜日
※休祝日・連休・お盆期間中はご予約の方を優先させていただきます。
※午後7時以降のご来店はご予約をお願いします。
らかん寿し松月HP
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